ギターレッスンプラス@鹿児島
よく「〇〇は中身が大事」と言いますが、曲を練習していく上で、楽譜をしっかり見て理解することが、その曲の中身を内側から見る第一歩で、かつ重要なことだと日頃から思います。これに対して、楽譜をあまり読まずに、映像等から視覚的に指使いをまねて曲を練習することは、その曲をあくまで外側から見ている状態なのかもしれません。
しかし、日々のレッスンの中で、曲の左手の押さえ方について、知りたがっている生徒さんがたくさんいらっしゃるというのも事実です。
そこで、多くの方が挑戦する有名なギター曲「愛のロマンス〜禁じられた遊び」の前半(ホ短調)の左手の指使い(運指)を写真で掲載することにしました。
運指については、様々な考え方もありますし、求める音楽表現によっても変わってきますので、くれぐれもご参考までにどうぞ。やはり楽譜とギターを準備してご覧いただくことをお勧めします。
そして、実際のレッスンでは、左手の運指だけでなく、それ以上に気を付けなければならない点をご説明できれば。と思っております。
●2012年 濱田クラシックギタースクール(鹿児島市)・濱田貴志
◆愛のロマンス〜禁じられた遊び前半(ホ短調のEtude・3/4拍子)
※階名は上声部の4分音符のメロディーを示しています。
●1小節目(シーシーシ)
●2小節目(シーラーソ)
●3小節目(ソーファ♯ーミ/開放@弦)
●4小節目(ミ/開放@弦ーソーシ)
●5小節目(ミーミーミ)
●8小節目(ラーシード) 5フレットの小セーハ
●14小節目(ファ♯ーソーファ♯)
●15小節目(ミ/開放@弦ーミーミ)※低音のベースラインは(ミーシーソ)と動いています
●16小節目(ミ)※前半最後のこの小節は拍の長さに気を付けましょう
如何だったでしょうか?この後、愛のロマンスの後半はホ長調に転調し、明るくなります。難易度は上がりますが、頑張って下さい!!
濱田クラシックギタースクール(鹿児島市サーパス西鹿児島)